昭和50年頃から日本整形外科学会の役員をされていた開業医の方々が臨床整形外科医会を立ち上げられ活動され始めた。
昭和50年の後半に、熊本県においてもその支部を結成して欲しいという要望があり、楢原英明先生が、時々文章を配布する程度の集団ができた。
しかし、組織的なものではなかった。その後、片岡泰男先生に引き継がれた。
九州では、長崎県、福岡県、鹿児島県は、早い時期から臨床整形外科医会に参加していたので、熊本県でも、熊本機能病院の米満弘之先生を中心に会則案を作成してもらい、有明山鹿、菊池、阿蘇、熊本市、益城宇土、八代、人吉球磨芦北、天草の区域別に世話人を決定し、第3代会長(昭和61年〜平成8年)を三浦正明先生、事務局:鶴上純一先生、会計担当:髙橋洋先生とし、昭和61年に正式に熊本県臨床整形外科医会(KCOA)が発足した。
平成8年には、第4代会長(平成8年〜平成14年)は、後藤澄先生となり、29回日本臨床整形外科学会(JCOA)の研修会を誘致され、第5代会長(平成14年〜平成20年):成尾政國先生のもと、平成14年10月13日に研修会が開催された。
教育研修講演は、高木克公名誉教授による「肩こりの予防と治療」文化講演は、童門冬二氏による「歴史を動かした医師たち」と題して行われた。
その後、第6代会長(平成20年〜平成24年):大島隆志先生においては、熊本県臨床整形外科医会会報を創刊された。
第7代会長(平成24年〜平成30年):髙橋洋先生は、熊本県医師会の副会長を兼務され県行政を巻き込みロコモティブシンドロームの啓蒙活動や学校における運動器検診をスムーズに行えるよう務められた。
第8代会長(平成30年〜令和4年):岩倉雄一郎先生は、KCOAの会の運営において、個人への負担を軽減するために、理事の役割を分担し、組織活動を活発にすることに精力を注がれ、日本国内において、その活動はトップクラスになった。また、第37回日本臨床整形外科学会学術集会の誘致をされ、令和6年7月14日〜15日に熊本にて開催されることになった。
令和4年4月の総会にて、第9代会長として、東一成先生が選出された。